池島研究

長崎市から北西約30キロに浮かぶ池島は、2001年まで採炭の行われていた九州最後の炭鉱が存在していた場所として知られています。いまでも巨大な採炭設備や炭鉱アパートが残っており、炭鉱施設を見学できる場所として、ここ数年、注目を集めています。 池島には、最盛期には炭鉱労働者やその家族など7800名が暮らしていました。しかし現在では約200名まで急速に人口が減少しており、日本の高度経済成長を支えたエネルギー産業の現場の姿をまのあたりにすることができます。 高度経済成長や石油へのエネルギー転換、安価な海外炭の流入など、政治・経済に大きく左右され、またそのかげで塵肺問題など経済成長の負の側面をも経験してきた池島を通して、戦後の経済成長と今後の日本社会のあり方について検討しています。

講演・シンポジウム等(整理中)

池島カフェ、長崎、2014/1/26
公開研究会「池島研究の可能性」、大阪大学中之島センター、2014/6/22

授業等

大阪大学基礎セミナー「池島プロジェクト」(2014年度より開講)
大阪大学フィールドワーク型セミナー「池島からみる戦後日本」(2013年9月)

メディア等

長崎新聞コメント「経済成長史刻む貴重な場」2014/4/27

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